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ロワール河流域 (2000)

2000年はロワール地方全体でブドウ畑の管理が難しかった年です。しかし生産者たちはそのノウハウを駆使して最終的には前年の1999年を上回る出来のワインを作り上げました。

まずはトゥーレーヌ地区から見ていきましょう。2000年の秋は雨と快晴の季節となり、日照時間240時間超と古典的な気候で甘口ワインの生産には向いていませんでした。続く1999〜2000年の冬は快晴に加えて、最適な降水量があり、湿潤で、夏は穏やかながらも雨が極端に少なかったです。 2000年のトゥーレーヌ地区では赤ワインで素晴らしい成功を収めた年です。

アンジュー地区の冬も快晴かつ湿潤な気候で、大西洋からの風の恩恵を受けます。春には400時間超という豊富な日照時間に恵まれますが、いまだ湿度は停滞したままでしたが、夏になると雨が少なく快晴の日が多かったためブドウの成熟は簡単に進みます。 それに反して秋は雨が多く、湿度が上がったため、セレクション・ド・グラン・ノーブルは台無しになってしまい、貴腐ブドウと灰色カビ病に汚染したブドウを分ける為に厳しい選果が必要になりました。2000年のアンジュー地区は偉大なフィネスを持ったサヴァニエールとボンヌゾーの甘口で大成功を収めます。

大西洋から吹く風の影響を最も受けるナント地区ですが、この地方で栽培されるブドウ、とりわけミュスカデの生育の妨げにはなっていません。1999年秋のナント地区の風速は平均時速120km超を観測。しかしながら冬は寒く湿潤な天候で春も少し穏やかながら同じような傾向が見られました。 夏に入ると快晴で秋の時よりも影響力の低い弱い風しか観測されていません。2000年のナント地区は赤、白ともに素晴らしい成功を収めた年で、偉大なワインが出来上がりました。

中央フランスの気候は通常、アンジュー地区、トゥーレーヌ地区と似ていますが、当然ながら出来上がるワインのニュアンスは異なってきます。2000年の中央フランス地区は春が例外的に暑かったため、ブドウの生育サイクルの早熟化が記録されました。 実際、この季節には総日照量800時間という記録が残っています。生育サイクルのスタートが4月半ばだったにも関わらず、開花は6月中旬からスタートしました。 幸いな事に夏は暑さが落ち着き、ブドウの成熟にとって最適なコンディションに戻ります。収穫は9月20日あたりから開始。2000年の中央フランス地区は優れたプイィ・フュメが生産されるなど偉大な年となりました。

オーベルニュ地区はロワール地方でも最も気温の低い冬を観測する地区です。実際11月から平均気温が5℃〜12℃を記録し、1月にはしばしば氷点下も記録する平均気温2℃の過酷な冬を迎えます。しかしながら雨はとりわけ多い地域ではありません。

[参照元: www.vin-vigne.com]